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接触熱抵抗は正確に熱伝達を知る上で重要な要素

熱が物体を伝わる上で重要な要素が、熱抵抗です。これは物体の性質によって熱が伝わりにくいものと伝わりやすいものがあり、その数値を示すものとなっていますが、これだけを意識すれば熱伝達の予測が確実にできるわけではありません。特に様々な部分の熱計算を行う際には、接触熱抵抗と言う要素を十分に考慮しないと、その計算を誤ることになります。

接触熱抵抗は基本的には2つ以上の金属が接触している部分で発生する個別の熱抵抗のことで、物理的に2つの金属が接続されている場合ばかりではなく、様々な筋力の構造によっても発生するものとなっています。確実に密着し整形を行って一体化していると考えられる場合でも、内部には微細な凹凸が発生している可能性があり、これが大きな接触熱抵抗を生み出している場合があるので、注意をすることが必要です。